【今回は前座の上野】 いくらお金があっても忙しすぎて使う暇さえなければ人生としてあまり意味がない。
『お金と時間、そのどちらにも自由でありたい。』 (これは師匠こと筒井会長の口癖でもある)
頭では、わかっちゃいるけど・・・。 ではどうやったらお金と時間どちらも犠牲にすることなく手に入れることが出来るか?
そこがとても難しい。 さてさて、何か妙案は、ないものか?
丁度そう悩んでいた時に出会ったのが田渕先生のご講演。前回のシンセンの和僑会での講演は大好評だった。ご自身の体験に基づく脱サラからお金と時間を同時に手に入れるまでの話。実話だけに説得力が違う。おまけにさすがは“話のプロ”。非常に、判りやすい。 (日本プロスピーカー協会にも所属 http://www.achievement.co.jp/jpsa/trainer/trainer_09.html) 今回、田渕先生のご好意で手弁当で香港での特別講演が実現。是非今回もお話を伺いたかったが、たまたま私自身は所用で7月28日は行き違いで日本。 (残念、無念・・・)
平易ですが奥の深いお話。「リーダーシップとは?」「ビジネスオーナーとは?」「社会とのつながりとは?」などなど是非、少しだけでも立ち止まってご自分で考えながらこの議事録を読みすすめることを強くお勧めします。
「恨みは置いてくる」ではないけれど、私自身は『後悔しても後の祭り』を嘆くより議事録からどんな話だったか想像力を逞しくすることに徹することにしました。 田渕先生ありがとうございます。 (前座の文責 上野)
=================== 時間はあるがお金がないのが凡人の悩みであろうが、功成り名を遂げた人でもお金はあるのに時間がない悩みを持つ人は多い。
お金と時間はトレードオフの関係にあると考えがちであるが、今回田渕先生からその両方を手にいれる方法についてお話を伺った。 ***************************
のっけから 『考え方が全てである』と切り出され、 浮き沈みの多かったウィークリーマンションの川又社長の事例を挙げた説明があった。
観念的哲学的な切り口で始まったのでどうなるのか心配しましたが具体例をふんだんに盛り込むなど工夫を凝らしてくれたお陰で聞く側にとって理解しやすい内容でありました。
では、どのような考え方をすればよいのか?田渕先生はどのような考え方でどのような生き様なのか。それをご披露いただいた。
田渕先生は自らを『健全な利己主義』と形容してみせた。
「自分が大事だから・・・・・・。」
文中の“・・・・。”には行動が入ります。
通常利己主義と言うと自己中心的で他者への思いやりがなく社会性に欠けるイメージが付き纏うが田渕先生の主張する『健全な利己主義』とは理屈に合った内容で非常に納得性が高いものなので、誤解なきよう。
曰く 自分が大事だから健康に気をつけ、酒やタバコなどの悪いものを体に入れない。
曰く 自分が大事だから入ってくる情報に気をつけ、TVのニュースや人の悪口を聞かないようにする。
健康には特に気をつけていて、週2回のフィットネスだけではなく、ヨガや呼吸法も訓練し、食事は夜8時までに済ませ玄米食を実践されるほどの気の配りようである。
ここまで健康に気を配っているのには訳があり“健康でさえあればどんな障害であろうと乗り越えられる。“との信念を持っているからである。
自分の気持ちもうまくコントロールされています、 「自分が嫌な気持ちを引き摺りたくないから、たとえパートナーと喧嘩をしてもその日のうちに仲直りをする。」「自分が嫌な気持ちを持っていたいから、嫌な事を言われても恨みに思う気持ちを置いてくる。」等々。
私には聖人君子のように見えるのですが、皆さん、いかがでしょう。
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』で有名になった仕事の4つのスタイルに付いても言及がありました。同じ本を読んでも理解の深さが違うものだ、と改めて反省させられました。
ここでは「それぞれの領域で考え方が違う。」と言う指摘がありました。
各クワドラントのコアバリュー E:従業員 安定した仕事に就きたい。 出来るだけ楽な仕事をしたい。 残業手当・福利厚生・有給休暇が気になる。
S:専門職、自営業 私の時間は1時間5,000円だ。 自分のために働け 自分でやるのが確実だ 忙しい。
EとSに共通するコアバリュー 有限、個人、信頼しない、安定、不自由 お金を追求(執着) 要領が良い 労働力<お金を期待 短期的な見返りを期待 他者に管理されたほうが楽 仕事がある方が嬉しい ヒマに耐えられない人 忙しいのが好きな人
B:ビジネスオーナー 無限、チーム、信頼、不安定、自由 資産や人間的な成長を追求 成功は成長の果実と考える 労働力>お金 見返りは先でもいいと考える 自己管理(管理されるのがイヤ。) 仕事がない方が嬉しい(人が出来る事はやりたくない) 時間に対して執着 自分の時間、自由な時間 お金に対しては感情が克服
Eが悪くてBがいい、と言うのではなく、それぞれの領域で働く人の価値観、考え方がそうなっているのだ。と言う指摘です。
ビジネスオーナーというのは簡単に言ってしまうと「カネの為に働いているんじゃない。」と言う事になる。
また、
パートナーシップは大切だ。 ~ビジネスは繋がりである。 ①自分自身の想像力や才能との繋がり 自分の才能を世の中に活かしているか? それが生まれてきた目的はないか?
②ビジネスパートナーとの繋がり
③クライアントとの繋がり 一度きりの繋がりではなく反復的継続的な永遠の繋がりに関心がある。50台の駐車場のオーナーにとって駐車場は資産である。同じように50人のリピートしてくれるクライアントを持つビジネスでは50人のクライアントが資産である。リピートするビジネスが大事であって何をやるか眼力が必要となる。
④社会との繋がり 会社を退職したら居場所はなくなる。むしろ社会に居場所を作る方が大事である。
ビジネスパートナーの見つけ方 ①ホームページ ②ブログ ③本の出版・・・これでビジネスパートナーが見つかった ④小冊子
自分が何を出来るかをアピールするのが大事。こちらもいい人を探しているが相手もいい人を探している。人生は一度きりしかない、チャンスは作るべきである。
リーダーシップとは ①たとえビジネスパートナーが何もしなくても自分ひとりででも成し遂げる力 日本人は支持を与えられたら力を発揮する集団主義の民族である。 うまくいかなくても人のせいにしない。
②パートナーの力を十分に引き出せる力 パートナーと一致する力
③インサイドアウトの考え方 自分が発信源になる 自分に責任があると考える。
人とうまくやる能力 ~悩みの8割がこれだろう ①人はみな平等(補完しあっている) 人を見下さない。自分の子供ですら尊敬している。
②リッツカールトンホテルのクレド 我々は紳士淑女に仕える紳士淑女である。 目線を客と同じに持ってくることで卑屈にならない、その方が良いサービスが出来る。
全ての人が良い人間関係を持ちたいと思っているはずだがそれが出来ていないのはどこかに誤解があるからだ。
③風船を飛ばした子供の話 あるイベントで風船を配ったところひとりの男子が風船を空に飛ばした。折角配っているのに悪い子だ。と思っていたら、その男の子がまた列に並んで風船を取りに来た。
ずうずうしいにも程がある。と考えたときに、参加者のご婦人から 「あの子の妹が先週事故で亡くなったのです、ひとつめの風船は妹のために貰ったのでしょう。」と言う話を聞かされ、誤解が解けた。
相手に対して悪い感情を持つこともあるだろうが、何か事情があるのだろうと考える事。決して悪く思わないこと。
④一番身近な人とうまく行く事
難しい人と付き合う方法 ①毒蛇に噛まれたときにどうするか? やっつけようとせずに直ぐ解毒する。 その人に対する悪い気持ちを取り去る。
②傷つかない選択をする。
③相手の頭のレベルが低いと考える。 例えば相手が赤ん坊だったら頭に来ないはず
④建設的な批判などありはしない 悪い事なら相手も既に承知しているはず。 言われたほうはいやな感情が残ってしまう。
⑤人を変える力は使わない 人は無意識に変化を怖がる。現状維持する力を持っている。 特に大切な人の場合、変えようとしないこと。自分が慣れることで受け入れる。
⑥恨みは置いてくる。 山口百恵の引退コンサートでステージにマイクを置いたイメージ、後から取りに行ってはならない。ひとりでも恨んでいる人が居れば成功できない。許せなくても恨みを置いてくる。
人を恨んでいると夜も寝られなくなる だが、恨まれているほうはぐっすりと寝ているものだ。 人を恨むことがなんと馬鹿馬鹿しいことか。
仕事をするといっても人間関係を築く為に仕事をしているのであって仕事をするために人間関係を作っているのではない。だそうです。
愛妻家の田渕先生は奥さんから 「仕事とNさん(ビジネスパートナー)とどっちが大事なの?」 と質問され 「Nさん(ビジネスパートナー)との関係」 と答えられたそうです。
具体的な行動力について 目的意識がないと時間はドンドン過ぎ去ってしまう。優先順位を付ける。毎日やる事を明確にする。1番大事なものから取り掛かる。取り組み始めたら、出来るまで次の項目に手をつけない。やる事だけに集中してやる。これを繰り返すだけでよい。意外と多くの目標を達成する事が出来る。これが時間を味方に付ける方法である。
一番大切なものが出来なければ他のものができなくてもいい。
モデリングと自分らしさ 守・破・離 人の使命(役割)を理解する。 最初から自分で苦労して掴むのも良いが人生そんなに長くない。
人は自分の経験を残しておきたいと言う本能がある。 自分がやろうとしていることは誰か先駆者が必ず居る。 そういう人から学ぶ。本を読む、何冊も読む。それだけでは成功できない。そこから自分らしさを引き出す。これが成功の秘訣である。
色々と言われる覚悟をもてるか。
EクワドラントとSクワドラントは眼に見えるものに価値を置く Bクワドラントは眼に見えないものに価値を置く
800円の時給で1500円の仕事をしたら一目置かれる。 これが理解できるかどうか?
だが、どれが正しいと言うわけではなく価値観の問題である。 ビジネスで成功するよりも人間関係の方が大切 ビジネスで成功しても人間関係が悪くなったら本末転倒。
(文章 藤本) |